2014-01-01から1年間の記事一覧
南加と呼ばれる南カリフォルニアのロスアンジェルス地域には国道の405が南北に走っている。ちなみにアメリカの国道の番号はわかりやすい。奇数が南北線、偶数が東西線。それにヒトケタ番号の国道が大幹線、フタケタ番号がその次、ミケタ番号は幹線の迂回線で…
ロスアンジェルスの南にサンクレメンテという小さな保養地というかリゾートというか、金持の引退後の住居地としても有名な街がある。昔の大統領であったリチャード・ニクソンの別荘があったところとしても有名であった。名前からして、メキシコの文化が色濃…
その昔、戦前からアメリカに居付いた日系人が、艱難辛苦の戦中・戦後を乗り越えて、日系人の高齢者を収容すべく汗水垂らして建設した「日系アメリカ人のための老人ホーム」が、なんといままさに売却され、消失しようとしている。昔の日系アメリカ人の善意の…
アメリカの独立記念日にちなんでご馳走の話でもしようか。いや、記念日とご馳走はとくに関係があるわけではないのだが。アメリカの家庭で七面鳥を食べるのは十一月の感謝祭のときのことで、七月の独立記念日ではない。となると、各自勝手に好きなものを食う…
アメリカのガソリンスタンドは広々としていて、ほとんど100% のところが、客が自分で給油する方式だ。人件費を節約しなければならない事情がよく出ている。日本のように、従業員が飛び出してきて給油するスタンドはめったに見かけなくなった。ましてや給油…
今回初めて、アメリカの長期滞在型ホテルというのを試してみた。まず文句のつけようはなかったが、ここはペット可で、犬の鳴き声が夜中も聞こえてうるさかったのには弱った。またペットを連れて入ることのできる建物なら、ペットの毛がそこいら辺に落ちてい…
所変れば品変る。 アメリカの道路上にある小物は、ただみていても楽しいが、実用的でもあるものが多い。 写真は特大の灰皿、ゴミ箱、マンホールの蓋、街の案内塔など。 なかでもロスアンジェルス国際空港の国際線専用ターミナルでみかけた特大の灰皿は秀逸で…
またまた日本の物価の高い証明で恐縮です。 写真は32本入りの水のボトルを買ったときのパッケージと領収書。32本買って値段は約5ドル。繰り返すが、32本もあって日本円で約500円だ。再度念を押すが、32本で500円だから、1本約16円。日本の街頭の自動販売機で…
きょうはちょっと固苦しい法律やそれに基づく規制の話。アメリカの法規制は「原則・自己責任」だ。日本のように「原則・なんでも細大漏らさずお上が決める」ではない。これが話の発端である。 写真をみてほしい。これは南加の Dana Point という、あまり大き…
先日アメリカのパイの話をしたが、その商店街の延長線上に私の行きつけの床屋がある。日本ではいま安いところでも大枚3500円ほど払わなくては散髪してもらえないだろう。格安でヒゲ剃り、洗髪などをしないで髪を切るだけで1000円という格安店もあることはあ…
日本でも路上で電気自動車が見られるようになったが、アメリカでも使い始める人がでてきたと見える。写真はロスアンジェルス市郊外の、さる事務所関係のビルが集るところの駐車場でみた「テスラ」社製電気自動車。ごく普通の4ドアセダンであった。 電気自動…
今回は流れからちょっと逸れて、号外風コメント。 今年も新宿ジャズ祭に行ってきた。このところ毎年行っている。 このジャズ祭は古いジャズすなわち「Trad Jazz」が売物なのだ。私の本命はそのなかでも「dixieland jazz」と呼ばれるジャンルの…
アメリカに行くもうひとつの楽しみに、アンティーク・カーがある。それも博物館で見るのではなく、普通に路上で走っている古いくるまを見るのだ。これは別に珍しいことではない。古いくるまをカッコよく街を走らせるには、ピカピカに磨き上げておくにしくは…
アメリカで腹が減ったら何を食うか。ないしはアメリカの出先でおやつを食うとしたら、何を食うか。 軽く済ませるなら、ドーナツにコーヒーだろう。これなら日本と違って、アメリカではトラデイショナルと称する昔ながらのドーナツがいくらでもあるから、私の…
これも「品変る」話。 アメリカの本屋は、日本の本屋からは想像できない業態を展開している。まるで本を売るのはほんの副業、と言った感じなのだ。 まず本を売る。これは当り前。だが本棚に「manga」があるのには驚いた。もちろん英語の本だが、いまではアメ…
所変われば品変る。アメリカのバスとラックの運転マナーは、日本と正反対だ。アメリカでは、トラックは常に紳士的な運転で、写真に見られるとおり道路の右端を低速で順序を守って走り、バスは左端の高速レーンを乗用車なみのスピードですっ飛ばしていく。い…
日米のニュース番組の出演者の服装についてひとこと。 写真はアメリカのニュース番組にでてくるキャスターの服装である。男と女で差はあるが、概して正装というか、少なくとも準正装で出てきている。 まず男のキャスターだが、メインのニュースから、スポー…
何度も言うことだが、アメリカのアサメシはうまい。正確に言えば、アメリカン・ブレックファストがうまいのである。では私の考えるアメリカン・ブレックファストとはなにか。それはうまいアサメシをたっぷりと、そしてアメリカン情緒たっぷりに食べることだ…
これはなにに見えるだろう。 ロングビーチはロスアンジェルス郡だが、ちいさな川ひとつ南へ渡るとオレンジ郡だ。間もなくサンセット・ビーチという町に入る。名前のとおり太平洋に沈む夕日がきれいなところだ。もっともこのあたりの海岸沿いの町はみなそうな…
サンペドロからビンセント・トーマス・ブリッジという大きな橋を渡るとロングビーチの市街に入る。橋の上からは自動車のヤードや巨大なクレーンや倉庫群が見える。夜ここを通ると、まわりじゅう全面の照明が映えてとてもきれいだ。よく日本からの来客を連れ…
今回は号外で、偶然一昨日行ってきた鎌倉のバック・リブの話をしよう。 鎌倉駅から徒歩五分、もと酒造業であった家が当時の土蔵をつかってカフェを開いている。中をきれにリフォームして、ちょっとしたコンサートも開けるようにピアノも一台置いてあって、客…
前回は前菜のスープの話をしたが、今回はメイン・ディッシュの話である。スープに続いて、やはり淑女には必須アイテムのサラダをとってみんなで分けた。アメリカのサラダは、日本のサラダのようにちっぽけなものではなく、写真のように大皿でドカーンとくる…
アメリカではどこにでも、とは言わないが、海のそばならよく見かけるメニューに「クラム・チャウダー」がある。クラムははまぐりのことで、それをスープにしてある。どういうわけか、日本では出すところがなくて、なかなか食えない。これがじつにうまい。 到…
ロスアンジェルス空港で荷物用カートを借りると、写真でご覧のとおり毎回5ドルかかる。旅行者などで、たまたま5ドル札の持ち合せのない人は困るだろうなあ。機械の後ろ側に、車輪をレールに噛み込んで、カートが貸し出されるのを待っている状態の写真。 で…
羽田空港は久しぶりだ。どれほど久しぶりかというと、約60年前大学生のころここで夏休みのアルバイトをして以来、この空港を使ったのはたったの一回。それは1978年ごろ、社用で広島に出張したときのことだった。ついでにいえば、そのときの東京―広島便は、い…
約1個月ぶりの復帰です。怠けて済みません。 南カリフォルニアに逆里帰りしてきた。現地では相変わらずの「紺碧のカリフォルニア」を堪能できた。今年の冬は、東京では異例の寒さが続いて雪もひどかったが、南加はご覧のとおりいい天気だった。ご覧の通り、…
「三昧」は「ざんまい」と読む。最近はなんでもかんでも「かな書き」になって、そうすれば小学生でも読めるだろうが、大人にとっては必須の漢字の持つ意味の質感がつかめない。たった二千字の常用漢字で間に合わせろというお上の意向だから仕方ないのだろう…
先日東京都内を走る車窓から虹を見た。何年ぶりかに見る都内の虹だった。これで街のたたずまいがもう少し整理されていれば、言うことはないのだが。
こうぞは「楮」、樹皮が和紙の原料となる。みつまたは「三椏」、内皮のじん皮繊維は「こうぞとともに」和紙の主要原料、と辞書にある。両方とも、日銀券つまり日本のお札に使われる和紙の原料として有名である。写真はいまどき、というか、これから咲く「み…
昨今うなぎめしは高くなった。三年ほど前は二千円直前であった「うな丼」や「うな重」の「並」が、いまは三千五百円とか四千円の時代である。昔うなぎは鮨や蕎麦とならんで「ハレの日」のご馳走の最前線であったが、いまはこのように値段が張って最高級のご…