tokyokidの書評・論評・日記

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日記140616・アメリカの長期滞在型ホテル

tokyokid2014-06-16

 今回初めて、アメリカの長期滞在型ホテルというのを試してみた。まず文句のつけようはなかったが、ここはペット可で、犬の鳴き声が夜中も聞こえてうるさかったのには弱った。またペットを連れて入ることのできる建物なら、ペットの毛がそこいら辺に落ちているようで、気持ちが悪かった。ではこの種の長期滞在型ホテルは、普通のホテルやモーテルと何が違うか。
 まず料金設定が、一週間・一個月などと長期滞在型の客に都合よくできている。ふつうのホテルにくらべると、一泊当りの宿泊費が二割方安いのだ。そして原則は自炊ができるように、簡単な台所と冷蔵庫や食器などがついている。その代り客からみて、ホテルなら当然受けられるサービスのうちで犠牲にしなくてはならない部分もある。まずシーツ交換を含むベッドメイキングや室内の掃除を週一度しかやらない。ただし客がその日程のほかにたとえばベッドメイキングなどが必要な場合は、フロントに申し出れば翌日無料でやってくれることになっている。「ことになっている」というのは、試しに頼んでみたら、とうとう日程通りの週一の日になるまでサービスに来なかったという、いかにもアメリカらしい対応を経験したから言ったまで。もちろん遅れの道中でフロントに毎日トクソクしたことはしたのだが。ま、アメリカに限らず外国で諸サービスに関して日本並みの対応を望んでもまず無理、というのは読者諸賢のとっくにご存じのことだろう。それでタオルやバスタオルなどリネン類の交換は、随時フロントに汚れものを持参すれば、新しいものと代えてくれる。トイレット・ペーパーも同様。
 写真は入口部分や室内部分。室内の写真は、入室したとき写真を撮るのを忘れていて、小間物がいろいろと写っており、見苦しいもので申訳ない。外のゴミ箱定置場所(柵付き)のゴミ集積所や、このホテルでは兼業で引越用トラックのレンタカー業も営んでおり、貸し出し用のくるまが各種並んでいた。いつもオフィスに人がいるホテルでレンタカーを兼業するのは、まことに理にかなっていると感心した。
 日本では、かなり有名なリゾート地でこの手の「長期滞在型」ホテルを探してみても、まずないのが普通である。ひとつは日本人の休日は短くて一個所に長期滞在などしないのと、ホテル側からみれば、手のかかる長期滞在客などいらない、という事情があるのだろう。でもわたしたち高齢者も増えてきて、夫婦がくるまに乗って全国各地を回るようになったきょうこのごろ、日本のホテル業はオリンピック客襲来の、見果てぬ夢を追うだけでいいのかなあ。