日記140320・羽田空港国際線ターミナル
羽田空港は久しぶりだ。どれほど久しぶりかというと、約60年前大学生のころここで夏休みのアルバイトをして以来、この空港を使ったのはたったの一回。それは1978年ごろ、社用で広島に出張したときのことだった。ついでにいえば、そのときの東京―広島便は、いまはない国産のプロペラ機 YS−11 で、この飛行機に乗ったのもこのとき一回だけ。つまり現在の羽田空港については、なにも知らないのだ。
それがこのほど新設の国際線のターミナルを初めて使ってみて仰天した。政府は本腰で羽田を国際空港に仕立て上げる気だと見た。なにしろ規模がデカイのである。ただしこのビルはやたら広いだけで、機能性には劣る。ムダな装飾や広場が多く、そのくせ必要なベンチなどは不足している。おまけに鳴り物入りの江戸商店街や飾り付けなどもコケおどしの感が強い。機能性でいえば、改良が重ねられた成田のほうが、よほど乗客には快適な空港だ。
都心から羽田空港へのアクセスだけはよくなって、もとからあるモノレールに加えて私鉄も直接ターミナルに乗り入れた。これは進歩だ。
写真は羽田空港国際線ターミナル点景。