tokyokidの書評・論評・日記

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日記140704・アメリカのご馳走

tokyokid2014-07-04

 アメリカの独立記念日にちなんでご馳走の話でもしようか。いや、記念日とご馳走はとくに関係があるわけではないのだが。アメリカの家庭で七面鳥を食べるのは十一月の感謝祭のときのことで、七月の独立記念日ではない。となると、各自勝手に好きなものを食うしかない。アメリカ人にとって独立記念日は大花火を打ち上げる日、といったらよかろうか。
 で、われわれ日本人がアメリカでいちばんおいしく食えるのは三食のうち朝飯だ、ということは何回も申し上げた。だから今回も筆頭に朝飯のトーストと玉子を挙げる。トーストといっても、いつも白いパンが出てくる日本とは違う。ライ麦や小麦の精白してないものやベーグルやクロワッサンなど、選り取り見取りの選択が豊富にある。それがアメリカなのだ。単にパンといっても文化の深さが違う。付け合わせでも、玉子のほかにもベーコンやハムやソーセージなど、それにそれぞれの焼き方の種類など、選択の幅がある。バカの一つ覚えで、玉子一個を目玉焼きにするしか知らなかった私などは、当初ウエイトレスに玉子は一個か二個か三個か、焼き方は目玉かスクランブルか茹で玉子か、さらに付け合わせはハッシュド・ポテトかフレンチ・フライか聞かれて目をまわしたものだったが、昨今の海外慣れしたオバサマ達にとっては、当然の選択なのだろう。ちなみにアメリカ人は朝野菜を食う習慣がない。とるなら果物で、リンゴやオレンジの選択はあるにせよ、サラダや茹で野菜などはでてこない。
 それから昼飯の付け合わせや、三時に小腹が空いたとき絶妙なのがクラムチャウダーだ。もちろん大御馳走の前菜のスープとしても存在感を示す。ただどこでもいつでも食えるわけではない。写真には、日本ではなかなか見かけないマグロのステーキ昼食も載せた。
 そのあとの写真は、焼肉屋での会食、日系人宅でのおよばれの御馳走風景、そしてなんとアメリカで「ウニ」専門店での昼食だ。江戸時代、シャム(いまのタイ)に渡った山田長政とその一党は、住居地のタイでも味噌醤油を欠かさなかったという。当時日本からタイに運ぶ味噌醤油はさぞ高かったことだろう。これが日本人なのだ。いまは中加のサンタ・バーバラあたりでとれるウニを食すことができるウニ専門レストランがロスアンジェルスにもできた。現地の友人がここでの昼食に誘ってくれた。それが最後の写真で、ここは平日というのに満員で、店の外には行列ができていた。皿の上のウニの大きさにご注目あれ。