tokyokidの書評・論評・日記

tokyokid の書評・論評・日記などの記事を、主題に対する主観を明らかにしつつ、奥行きに富んだ内容のブログにしたい。

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

書評・アメリカのやり方

書評・★アメリカのやり方(チヒロ・ファイバー著)東洋出版【あらすじ】 カナダ人男性と結婚した日本人女性が、2001年9月11日のいわゆる「9・11」の9個月前からアメリカ・カリフォルニア州に移り住み、事件後に起こるアメリカ社会の変化を感じ取り、その主…

書評・新しい憲法のはなし

書評・★あたらしい憲法のはなし(編集・童話屋編集部)童話屋【あらすじ】 「あたらしい憲法のはなし」は、一九四七年(昭和二二年)八月二日文部省が発行した中学校一年生用の社会科の教科書である。一九五二年三月(昭和二六年度版)まで使われていたが、…

書評・サザエさんうちあけ話

書評・★サザエさんうちあけ話(長谷川町子著)姉妹社刊【あらすじ】 「サザエさん」でおなじみの長谷川町子(1920・大正9年〜92・平成4年)が、自分の生涯を自分でマンガに仕立て上げた本。生い立ちから高齢の親を看取る話のところまでの長谷川町子の一生の…

書評・教育勅語(読み下し文他)

書評・★教育勅語(読み下し文と現代語訳) 先日の「教育勅語(原文)」掲載に際しましては、たくさんの方の検索・閲覧をいただきまして、まことに有難うございました。なかでも熱心な方がいらして、アドバイスをいただいたりご指摘をいただいたり、とても勉…

書評・昭和史(戦後篇)

書評・★昭和史・戦後篇・1945〜1989(半藤一利著)平凡社【あらすじ】 前著「1926〜1945」篇に続く著者の昭和史「戦後篇・1945〜1989」がこれだ。2006年(平成18年)の現在、まさしく昭和は遠くなった。いま日本国民を構成する多くの人たちにとっては、昭和…

書評・教育勅語(原文)

書評・★教育勅語(原文) ちょうど「昭和史」に差し掛かったところで、ひとつ戦前の教育の根幹をなしていた「教育勅語」を取り上げてみたいと思います。 教育勅語は、明治23年(1890)10月30日に発布されたものです。 戦時中は、中学生以上くらいは全文暗誦…

書評・昭和史(1926〜1945)

書評・★昭和史・1926〜1945(半藤一利著)平凡社【あらすじ】 著者は1930年(昭和5年)東京・向島の生まれ。文芸春秋社に入り「週刊文春」「文芸春秋」の編集長を経て作家生活に入った。出版関係者が「学校で習わない昭和史の授業をしてほしい」という求め…

書評・関東大震災

書評・★関東大震災(吉村昭著)文春文庫【あらすじ】 大正12年(1923)9月1日関東地方を襲ったマグニチュード7.9の大地震(関東大震災として知られる)のノンフィクション。先日亡くなった著者の吉村昭は、本書が書かれた昭和47年(1972)当時(初出は…

書評・QCからの発想

書評・★QCからの発想(唐津一著)PHP文庫【あらすじ】 この本には「仕事の質と効率をいかにあげるか」という副題がつく。そのためにQCとはなにか、どう使いこなすか、そのノウハウのかずかずを戦後日本の製造業の発展につれてどのように進歩してきたかの歴史…