日記130926・Ｂａｒ ｂａｒ？

　写真は日本のとある理髪店の入口ドア。理髪店を示す意図であろう、「Ｂａｒ　ｂａｒ」と二語に分けて英語がペイントしてある。
　こんな二語の単語があったかと思って念のため辞書を繰ってみたが、やはり「Ｂａｒｂｅｒ」と一語の単語しか記載されていない。
　理髪店と日本語で書けばいいものを、英語を使いたがるのはなにもこの業界に限ったことではないが、やるならきちんとした英語を表示してもらいたい。じつはこの表記は、日本中至るところの理髪店でちょいちょい見かけるところのものだが、噴飯ものである。
平成のいまでも、明治の「上等舶来」思想がまだ生きていて、英語で表記すればすなわち「上等」だと思い込む頭脳も単純明快だが、それにしても百年以上経って不思議な現象だ。でも英語にするなら、発注する前に辞書くらい引いてもらいたかったなあ。