tokyokidの書評・論評・日記

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日記141206・どこだよ、こりゃ!

tokyokid2014-12-06

 日本人の上等舶来もついにここまできたか。
 公共の道路標識にフランス語を使うことはなかろう。もっともこれは正式の道路標識ではなくて、単なる横丁の店の宣伝なのがわずかな救いだ。写真は東京・青山でみた街頭風景。
 ろくろくできもしない外国語を操るのはやめたほうがいい。日本には日本語があるのだ。明治の昔、日本の高等教育を視察にきた当時の後進国の政府高官が、日本の大学では日本語を使って授業をしている、と言って目を丸くした話をどこかで聞いたことがある。その国では、自然科学ほか当時の欧米の国々で突出していた課目の授業は、自国の単語がないために、つまり自国語では講義が成り立たないがために、やむなく欧米の言語を使わなければ授業ができなかったわけだ。日本では杉田玄白前野良沢ほか、幾多の先人のおかげで他国の言語で大学の授業を構成しなくても済む。もっとも日本の企業でありながら、社内の正式言語を英語にする、なんてバカな企業がでてきたらしいが、私が該社の社員なら、即刻辞める。自国語以上に自分の考えや気持ちを表現できる言語が外国語であるはずはないからだ。
 そう。日本人には日本語がある。いまはマッカーサーの愚民政策による文部省の適切でない日本語改造の試みにより、本来の豊穣な日本語は姿を消しつつあるが、せめて日本人の同輩諸君、われわれだけでもいい日本語を使おうではないか。