tokyokidの書評・論評・日記

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日記131229・紙のないトイレの話(帯広駅)

tokyokid2013-12-29

 先年鉄道で北海道旅行をした。写真はその折のスナップ。帯広駅のトイレには紙がないというお粗末な話である。やれやれ。でも年末の悼尾を飾るにはふさわしい話題ではなかろうか。
 閑話休題。さすが「JR北海道」で、ここにはトイレはあっても紙はないらしい。利用客はどうするのかなあ。どこぞの開発途上国のように、トイレの中に荒縄が張ってあって、用を済ませた客はその荒縄をまたいで尻を拭く、ということになるのだろうか。それとも持参のチリ紙を使えということだろうか。チリ紙がなくて新聞紙しか手持ちがないときは、その新聞紙を破いて使って、トイレが詰まってしまって、それでもかまわないのだろうか。それとも大の用を足すたびに、客に有料のティッシュを買わせて、それでもって鉄道会社の損益を黒字化しようというのか。おそらくそうなのだろう。でも道は遠いだろうね。
 このときはまだいまのように、JR北海道の保線管理のズサンさがまだ問題露呈していないときで、帯広駅では予算がなくてトイレット・ペーパーが買えないのだろうなあ、という位の認識しかなかった。でもその後たびたび特急列車が故障で止ったり、貨物列車が大きな脱線事故を起こしたりする事実を見聞するに及んで、この鉄道会社は大丈夫だろうかと疑問を持つに至った。一事が万事で、トイレット・ペーパーを用意できない鉄道会社が、安全運行を保証できるのだろうかと、気になったわけである。ましてや両三年中に新幹線が新青森駅から新函館駅まで延長になる。その間の「北海道新幹線の」運行は、この悪名高いJR北海道が担当するのだそうだ。なにやら中国並みの新幹線大事故が青函トンネル附近で待ちかまえている図が脳裏をかすめる。いやな予感だなあ。
 いや待てよ。この旅行のときでも、私が函館から釧路に行こうとして特急列車を乗り継ごうとしたら、まだ手前の途中の八雲駅で列車が止まってしまい、けっきょく釧路まで行けず引き返したことがあったっけな。あのころからJR北海道のタガは外れていたのだろう。いずれにしても、トイレはあっても紙はない、という、金満日本にはあるまじきオソマツな鉄道会社の話。トイレット・ペーパーがなければ、用済み後の手洗いのあと使う手拭き紙などは、もちろんなかろうて。助けてくれえ!