tokyokidの書評・論評・日記

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日記141023・信越本線横川駅

tokyokid2014-10-23

 この夏軽井沢に行ったついでに、いまは見るも無残に切られてしまった従来線の信越線を使って東京へ帰ろうと思い立った。軽井沢から横川まではJRの連絡バス、横川から高崎までは信越線の残骸に乗って、従来線で延々と帰ってきた。さらにいうと、軽井沢から長野方面には、旧信越本線がいまは「しなの鉄道」という第三セクター化されて、残っている。なぜ軽井沢から横川の間が切られたかというと、碓氷峠にあったアプト式の線路区間が邪魔であったかららしい。アプト式とは、二本のレールの間に歯型のレールをもう一本つけて、列車側の歯車と組み合わせて急坂を登る仕組である。この模型が横川駅のホームに陳列してあったので、写真に撮った。
 横川駅の隣りには、この駅を発祥の地とする「峠の釜めし」の荻野屋の建物が残されていた。ホームには販売スタンドもあった(いずれも写真参照)。かつて峠の釜めしは、陶器の釜を使った弁当で有名だったが(今でもそうだ)、最近紙の容器が開発されたらしい。これなら手軽に扱えるので、これからも「うまい駅弁」を楽しむことができる。
 かつては、上野から高崎、長野経由で日本海に出て、新潟まで通じていた信越本線が横川駅で切られてしまったので、その行き止まりの写真も撮った。いまの駅のホームのはずれにあった。
 いまは東京からみて高崎までを「高崎線」と呼ぶ。高崎からは東京を素通りして小田原まで結ぶ「湘南新宿ライン」も走っているので、時間がかかるのを気にしなければ、乗り換えなしで高崎から小田原まで行ってしまう。「国鉄」の昔を知っている者にとっては、便利な世の中になったものだ。
 上記の記述は、いずれも長野新幹線とは関わりのないいまの従来線についてのものである。