tokyokidの書評・論評・日記

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ルポ・有料老人ホーム体験宿泊記(その3)

tokyokid2008-11-03

3. 体験宿泊(1)ネオ・サミット湯河原
住所:静岡県熱海市泉17−2/電話(0465)63−6432/URL:www.neo-summit.com
 ネオ・サミット湯河原は建築の大和ハウスグループ、株式会社寿恵会の経営で「介護付有料老人ホーム」である。「全国有料老人ホーム協会」の会員でもある。住所は熱海市だが、交通は東海道線湯河原駅から900メートルのところに位置する。駅から徒歩圏の有料老人ホームであるから「風光明媚型」というよりは「都市型」の施設ということができる。
 体験宿泊のとき「1.介護付有料老人ホーム・ネオ・サミット湯河原(A4・20頁)」「2.ゆがわら散策マップ(A3.2頁)」「3.東京都消費者生活条例による表示(A4・10頁)」「4.食事メニュー(当該1週間分)」を手渡された。契約や費用などに関してさらに述べると、事業に関する規定など詳細については、上述の「3」の冊子に明細が書かれている。そのなかから主な費用だけを抜粋すると次のとおり。まず入居一時金は1人2020〜4910万円(2人目および追加料金420〜550万円)、以下月額の管理費は1人7万8650円(2人12万1000円)、食費は1人5万5500円(2人11万1000円)である。
 必要に応じて介護サービスも提供され(内容は詳しく「3」の冊子に書いてある)、協力医療機関として隣接の熱海ちとせ病院(ベッド89床、内科)が紹介されている。
 宿泊体験に関しては、当日所用があって到着が午後6時を過ぎた筆者が湯河原駅から電話すると、入居相談室の担当者がくるまで駅まで出迎えてくれた。到着が遅かったので施設全体の説明は車内および到着したときロビーで簡単になされただけであったが、概要は上述のパンフレット等から得ることができた。ただし施設の実体験としては、当日の夕食、入浴のみで、翌朝も日程が詰まっていて午前6時に出発せざるを得ず、施設内を担当者についてもらって案内されたのは到着時だけのことで、この点よく見たことにはならないのかも知れない。これは当方の都合によるもので、案内側の不手際ではないことを明記しておく。体験宿泊したのは、建物の一番端、東海道線の線路に面した部屋であったが、ダブルペーンのガラス戸が幸いして、通過する電車の音はあまり気にならなかった。宿泊体験費は1人1泊2550円(食費共)であった。□