tokyokidの書評・論評・日記

tokyokid の書評・論評・日記などの記事を、主題に対する主観を明らかにしつつ、奥行きに富んだ内容のブログにしたい。

日記201025・スティルトンのブルーチーズ

日記201025スティルトンのブルーチーズ

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 来年一月一日の発効を目指して、日英貿易交渉が行われている。ほぼ妥結したとも言われているが、一部の報道によると、英国が最後まで固執して難航したのが日本のブルーチーズ輸入枠の拡大だそうだ。英国側がなんでこんな妙な品目に固執したかはわからない。もちろん日本ではもっと買う余地があるだろう、ということなのだろおが、それにしても妙な品目にこだわったものだ。

 ブルーチーズは青カビの匂いがするチーズで、日本でも熱狂的なファンがいるがその数は少ない。この独特な匂いで敬遠する人のほうがはるかに多い。だいたい日本ではチーズそのものの需要が限られているのが実情だ。なるほどスティルトンのブルーチーズは世界の三大ブルーチーズのひとつとか言われているが、日本人は売れないとわかっているものを輸入することはないだろう。

 結局は輸入枠を拡大せず、ワクが余った場合にはそれを英国に割り当てるということで妥協したようだ。英国は固執するなら戦闘機や洋服生地やら大西洋の海産物など、ブルーチーズよりははるかに金目になる品目がいくらもあったはずだ。英国も不思議な国だなあ。

 ブルーチーズといえば、日本では人口に膾炙された艶笑小噺がある。フランス皇帝だったナポレオンが戦地でブルーチーズの料理を出されて「おお、ジョセフィーヌ」と叫んだというあれだ。ジョセフィーヌはナポレオンの皇后の名。もちろん読者諸賢はとっくにご存知であろうし、理解もされていることであろうな。□(写真はネットから借用)

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日記201010・歌劇 ファウストからワルツ

日記201010・歌劇 ファウストからワルツ

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 いまでもこんな運動会風景が見られるのだろうか。

 約70年前の高校の運動会には、女子生徒によるリボンダンスがあった。各人が紅白のリボンを一本づつ持って踊りながら中央に立てた棒に巻き付けていくあれである。その時の伴奏音楽は、私の学校ではグノーの「歌劇 ファウストのワルツ」を使った。いまでも目を閉じれば青春まっさかりの女子高校生の楽しげな踊り姿を思い出すことができる。戦後すぐの国民全部が等しく飢えていた時代でもそうだった。

 運動会で使う音楽はそれなりにきまっているようだ。この曲はクラッシック音楽であるし、テンポもメロディも高校生の踊りに適しているのだろう。意中の人も半袖にブルマーで、真っ白な腕と脚を出して運動場を縦横無尽に踊り回るさまは、目もくらむような壮観であった。その人もいまはこの世に居ない。人生無常とはこのことだ。写真を選んでいて気が付いたことだが、いまではなんでも低学年化が進んでいて、リボンダンスも小学生から幼稚園児に移ってしまったようだ。女子高校生はもうリボンダンスなんてやらないらしい。

せめて音楽でも聴こうか、と言ってくださる方のために、ダブル連弾とでも言うのかどうか、私には珍しい2台8手のピアノ演奏を続けてふたつ続けてどうぞ。

 

https://www.youtube.com/watch?v=k-pO86Og-KU

https://www.youtube.com/watch?v=0VKYyNdc5S8

 

日本人と外人のカルテットの演奏だが、年齢もあるのだろうがその演奏にお国ぶりがよく出ている。日本人のほうは堂々としていて理路整然、譜面には忠実なのだろうが、正確一点張りで全然ゆとり、というか遊びがない。つまり幼児期というか母親の胎内にいたときからクラシック音楽に親しんでいたとは思えない、いわば職人気質で作り込んだ品質のいい工業製品のような確実一点張りの演奏に聞こえる。対する外人の演奏は、ゆとりというか遊びというか、演奏者の解釈が随所に混ざって個性を出している特徴のある演奏に聞こえる。変幻自在の面白味があるのだ。私にはそう聞こえるのだが、さて読者諸賢のご意見も聞きたい。□(動画と写真はネットから借用)

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日記200925・退屈しのぎのなぞなぞ

日記200925・退屈しのぎのなぞなぞ

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 仲間どうしで小旅行をしたときなぞ、ちょっと間があくことがある。そんなときは退屈しのぎになぞなぞか小噺をやるのがいい。で、そんなとき使える三題噺。

Q1・bank は「銀行」のことでもあるし「河川の堤防」であることもある。なぜか。】

1・銀行や保険はローマ時代から始まった。最初の銀行業務は大部屋に大きな机をはさんで銀行員と客が長いテーブルをはさんで腰掛け、業務をこなした。そこから銀行の意味が生じた。bankとはもともと堤防の意で、せまくて長い、つまり堤防のことであった。

【Q2・tank は「大きな容器」のことであるが「戦車」のことも指す。なぜか。】

2・戦車は第一次世界大戦のとき英国で発明された。工場から港に自走させるとき沿道の観衆が「あれはなんだ」と騒ぐので機密保持のために「あれは容器(tank)だ」と説明したのがその後も戦車の意味になった。もとは容器の意味。

【Q3・park は「公園」であるが「駐車場つまりいまのパーキング」を意味する。なぜか。】

3・欧米の街には街の中心部に広場があって、そこが公園であったり市役所などの共同施設が作られる。昔ローマ軍が欧州各地に攻め込んだときに、街に入ると軍隊はただちに中心の広場を占領し、そこに戦車(chariot)を待機させた。そこから本来公園である park に駐車の意味が加わった。

そんなこと知っているよ、と言われる方も多いと思う。お粗末でございました。□(写真はネットから借用)

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日記200910・もしもギターが弾けたなら

日記200910・もしもギターが弾けたなら

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 みなさま、こんにちは。また舞い戻ってきました。こんどは「一の日」ではなく「不定期」になりますが、よろしく。

もしもギターが弾けたなら、ぼくのテーマ曲が決まりました。前にもブログに書いたことのある Red Rose Café です。まず聴いてみてくださいな。

 

1.https://www.youtube.com/watch?v=23nI0q9R8lE

2.https://www.youtube.com/watch?v=PNDbWOljBTI

3.https://www.youtube.com/watch?v=_j6i_I4dJXM
4.https://www.youtube.com/watch?v=J175-A5kyA8

5.https://www.youtube.com/watch?v=N9q1tMaTxCM

 

みなさま、コロナを拾わないように、しかし毎日楽しく暮らしましょう。

(写真はネットから借用)

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日記
200811SAYONARA

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Ladies and Gentlemen,

 

Thank you for your long support, since 2006, for 15 years. This is my last message.

 

“Old solders never die, they just fade away.” (Douglas MacArthur)

 

Everybody please stay happy.

 

Best regards.

 

Tokyokid

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(写真はネットから借用)□

 

 

日記200711・男の胃の腑

日記200711・男の胃の腑

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 男は女の心をつかむためには何でもやる。殺人さえ犯すことは読者諸賢がよくご存じのとおり。もっともつかまえてしまえば「釣った魚にエサはいらない」とほざくヤカラが多いのも事実だがね。

 では女が男をつかまえておくにはどうすればいいか。男の胃の腑をつかまえればいのである。これが最短距離。保証する。だが女はうぬぼれが強いから、胃の腑をつかまえなくても髪の毛で繋ぎ止めておけばいいと多寡をくくる向きも多かろう。もちろんそれで済めばいいのである。

 一昔前までは、夫婦というものは、男がソトで稼ぎ、女は家を守っていればそれでよかった。世の中が変ってそうも言っていられなくなった。いまは男も女も自由に外を出歩くから、結婚したあとといえども、互いに互いを引き留めておかねばならぬことになった。そこで女も男をなんらかの方法で繋ぎ止める必要がでてきたわけだが、世の中の女のどれほどがその事実を把握しているだろうか。

 ま、男は女の生涯が終るまで充分な資金を用意しなくてはならない。女はその間、男の胃の腑をぎゅっとつかまえておかなくてはならない。そうでなければ、男はのこのことほかのみめ麗しきおなごの後についていってしまう。その傾向と対策をご伝授申し上げているつもりなのだが。余計なお世話であればそれに越したことはない。□(写真はネットから借用)

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日記200701・二回目の東京オリンピック

日記200701・二回目の東京オリンピック

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 新型コロナウィルスで2回目の東京オリンピックが来年に延期になったのはご承知のとおり。ついでながらなんで日本では「新型コロナウィルス」というのだろうねえ。戦争を仕掛けられては困るから外国のように明確にそして正確に「武漢肺炎」といえないのかねえ。さりとて情ないことだ。

 で、オリンピックのことだが、日本政府も政府なら国民も脳天気だ。この国は国家予算15年分の世界一の大借金がありながら、まだ余計なお祭りをしてカネを浪費しようというのか。いまあちこちから「そろそろ政府は国民の銀行預金凍結を考えているらしいぞ」の声が聞かれる。いまの実質ゼロ金利が逼迫して何%でも金利を支払わねばならなくなってごらん、たちまち日本の国家予算は吹き飛ぶ。そして国家による個人財産の奪取が始まる。それがイヤなら、さっさと大借金を返すことだ。

 そもそも新型コロナのせいでオリンピックを来年に延期したのも、すでに決まった予算を消化するためとしか思えない。「いつまでもあると思うな親とカネ」。日本は日本の先人の知恵に学ぶべし。そして2回目の東京オリンピックの開催は「自分の財産を保全するため」と割り切って、大借金の返済にいそしむべし。□(写真はネットから借用)

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