tokyokidの書評・論評・日記

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日記141103・湘南モノレール

tokyokid2014-11-03

 小生子供と同じで、動くものに興味がある。鉄道もそのひとつ。
 先日大船経由のチャンスがあったので、湘南モノレールに乗ってきた。ずいぶん前からある交通機関だが、乗ったのは初めてであった。これは東海道線大船駅と湘南江ノ島駅を結ぶ「懸垂型」のモノレールだ。車体の下に車輪がない。写真を見てほしい。ちょうど保線員らしき人がチェックしていたので、話しかけてみた。この「懸垂型」は電車と乗客を上の柱から吊り下げて走るから、かなりの重量を吊り下げてしかも相当の速度で進まねばならない。「この型はメンテナンスが大変でしょう」と訊いてみたら「そうですよ。ひっきりなしに点検しています」ということであった。
 もうひとつ「跨座型」というのもあって、これは京浜東北線浜松町駅あたりで見られる同駅と羽田空港駅を結ぶモノレールがこの型だ。車体が線路をふまえた形で走るので「跨座型」という。これは京浜東北線、山手線、東海道本線、新幹線などからよく見えるので、先刻ご承知のことと思う。
 写真は終着の湘南江ノ島駅で撮ったものだが、この駅はずっと以前からある江の電・江ノ島駅のすぐそばにあった。道路を隔てて隣り、という感覚である。高い山が附近にあるせいか、ターミナルの高い建物もそう違和感がなく眺められた。でも相変わらず日本の道路は電線が空中を這っていて景観を損ねているねえ。昔竹下内閣が余った予算の使い道に困って、全国の自治体に一律一億円づつ配ったことがあった。自治体のなかには、その資金で金の延べ棒を買ったところもあると聞いたが、そんな非生産的なことに使われるなら、すべての電線を地中に埋めるとか、東京の山手線内側の電車の線路をすべて地下に移すとかすればよかった。1000兆円を超す財政赤字があって、いまは誰も知らん顔をしている今となっては夢のまた夢の話だが、それにしても夢のない政治家は、なんともはや。