日記131121・半熟英語
さる喫茶店でみつけた、立派な木彫りの看板の英語。
英語の構文が間違っているわけではないが、店の宣伝文句としてはそぐわない。
なぜか。
ここには A little shop but big heart. と書いてある。小さな店「だけれども」大きな心を持っている、と言いたいのだろう。だが but という接続詞は、否定的な意味でも使われる。
これを A little shop with big heart. としたらどうか。これなら「小さな店でかつ大きな心を持っている」という、肯定的な文章になる。店の宣伝文句としてはまことに適当である。
文章はどう書こうと、書き手の自由だ。でも日本で英語を使うなら、生半可な半熟英語ではなく、全熟の英語を使ってもらいたい。