tokyokidの書評・論評・日記

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日記170601・独善の見本・能率手帳

tokyokid2017-06-01

日記170601・独善の見本・能率手帳
 現役時代の昔々から、手帳は株式会社・日本能率協会マネジメントセンター発行の「能率手帳」だ。確認できるだけで1979年以降残っているが、もっと前から使っていたから、愛用歴ももう40年にもなるだろう。
 その愛用の「能率手帳」が最近妙なモデルチェンジを実行した。手帳はそれまで「能率手帳」と呼ばれていたのに、新たに「NOLTY」という名前をつけてそれを登録商標としたことだ。でももしかしたら、これは商標権の問題がからんでいるかも知れないので、そうであれば致し方なかろう。
 許せないのは、この手帳に組み込まれているすべての年間カレンダーを、写真に見られるごとく、週末の土曜日、日曜日を行の最後に持ってきたことだ。読者諸賢は、こんな変なカレンダーを見たことがあるだろうか。使ったことがあるだろうか。この月曜日が行の最初にくる「人騒がせな」カレンダーは、多分使用者の大部分を占めるサラリーマン諸君のご機嫌を伺ってのことだと拝察する。週末は土曜日と日曜日、週「末」なんだから行の最後にまとめてしまえばよい、と判断したのだろう。でもちょっと待ってほしい。この手帳はよく売れた手帳であるがゆえに、私のようにもう引退したあとでも引続き使っている人も多いのである。こうして見慣れないカレンダーを強制されると、電話などで手帳を見ながらアポイントを作るときに、無意識に行の最初が日曜日だと思って曜日を間違えてしまう。抗議しようと思って、日本能率協会マネジメントセンターにメールか電話を入れようとしたが、迷惑だというのだろう、そんな番号は手帳のどこにも書いてなかった。人迷惑ここに極まる。これを「独善」と言わずしてなんと言うか。
 こんな場合は、せめて新型と旧型の製品を当分並行販売することだ。これをやらなかったばかりに、企業の屋台骨が傾きかけたアメリカの大企業がある。コカコーラ社だ。能率手帳が二の舞を踏むか、または旧型に戻すか、いずれにしてもこんな馬鹿げたカレンダー付き手帳の発売は今年を最後にしてもらいたい。□
(写真は同手帳からカレンダーだけコピー)