tokyokidの書評・論評・日記

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日記150501・ヨメさんのひどい話

tokyokid2015-05-01

 日本もずいぶんとひどい世の中になったもんだ。もっともこう思っているのは、超化石人間の私だけかも知れないが。
 同年輩の孫もある女性から次の話を聞いた。彼女言えらく、最近の亭主族はゴールデンウィークには手持無沙汰でやることがなく、家でブラブラしているしかないのだと。理由を聞くと、そこの奥さんは年末年始やGWの長い休み期間になると、子供を連れてさっさと実家に帰ってしまうからだという。その間亭主は放りっぱなしというわけだ。蛇足ながらこの「最近の亭主族」とは、私どもの孫の年代に当る二十代、三十代の奥さんと子供のある家庭の「亭主」だという。これで男を「亭主」と呼べるか疑問が残るが、それはさておき。
 昔は「親戚づきあい」というものがあって、こうした長い休みがある場合、奥さんは自分の実家に帰りたくてもジッと我慢をして、まずはなにを措いても子供を連れて亭主の実家に「ご挨拶に」出向いたものだ。これを「親戚づきあい」という。逆に見れば、いまの親は娘が亭主の実家に顔を出さず、孫を連れて自分のほうの実家に帰ってきてしまうことを見ていながら「亭主の実家に行かなくてもいいのか」とか、なにか言わないのだろうか。亭主の親だって孫の顔は見たいだろうに、という思いやりはないのだろうか。
 このイラストにあるように、最近の奥さんは自分が美人に見えるためには髪も外人風に染めることはしても、亭主の親に自分たちの子供を見せることによって親孝行をしようなんて気持ちはこれっぽっちもないんだろうね。そういう人ばかりでもないんだろうが、でも世も末だなあ。