日記150312・高層ビルで食った豆腐料理

　オペラシティのような、こんな高層ビルの最上階にも飲食店がある。ここの53階にある豆腐料理の専門店を試してみた。アメリカではビューのあるレストランにはうまいものがないというが、その定説を打ち破って、ここのはうまかった。ご覧の通り全席禁煙だったのもよかった。
ただ多くの人が通る、きれいに磨かれた廊下の一隅に、ご覧のとおり大きなプラスチック製のゴミ箱が鎮座ましましていた。これは無神経以外の何物でもなかった。
でも写真の窓からみた都内の景色は、あいにく西の住宅地を向いていたのでほかのビル群は目に入らなかったが、貧弱な公共施設（道路、公園など）しかない東京ないし首都圏のスプロール化をよく表わしていた。先日テレビで見た、たった6坪の敷地に4階建ての自宅を建ててしまった人の家を思い出した。
　料理の写真には、飯と汁は写っていない。でも網羅してある豆腐料理の鍋の下にはローソクが入って保温しているし、小皿にはそれぞれ気の利いた豆腐料理が入っている。こういう盛り付けは和食の真骨頂である。ビーフステーキが取り合わせの芋や人参や豆とともに一枚の皿のドンと盛り付けられてくるのもいいが、ちまちまの日本流も捨て難い。
　でもやはりビュー（景色）と料理は、なかなか両立し難いものだよなあ。