tokyokidの書評・論評・日記

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日記141225・今日はクリスマス

tokyokid2014-12-25

 きょうはクリスマスだ。年末年始はただでさえも気忙しいのにクリスマスと天皇誕生日が重なって、おおみそかの次の日は元日で、まったく気の休まることのない季節だ。戦前大晦日は掛取りの日で、どこの家庭でも日常の味噌・醤油などは近所の酒屋などから掛けで買い、年末の大晦日に一年分の支払を済ませる習慣だったから、この日は特別の日であった。おカネのない家ではこの掛取りをかわすのに智恵をしぼり、街が悲喜こもごも、喧噪のうちに年が暮れたものだった。
 クリスマスの話に戻って、いま日本はもとよりアメリカでも、クリスマスは商業の日になってしまった。宗教の影は薄れてしまったのである。アメリカでもキリスト教会に行く人の数は年々減るばかりだそうで、もともとクリスマスはキリスト教の祝日なんて思いも寄らない日本と同じ状態になってきた。アメリカではパーティで宗教と政治の話はするな、と言われたものだったが、その点からすれば、最近のクリスマスは家族の日であり、商魂の日であり、休日でもあるので、宗教はこの日からだんだん遠ざかるばかりだ。
 それでもクリスマスは年末の最大行事として重要な日だ。とくに日本のように四季がある国では、季節感を感じる日として、もはや欠かせない日になってしまった。
 写真は今年のニューヨークのクリスマス風景。ネットから借用。