日記130509・アメリカの人員輸送車
以下はアメリカの人員輸送車を数種、写真で示す。
その前に、一般人の持つカギ束だ。ふつうの人は、最低いつもこれくらいのカギを持ち歩いている。
次の黄色のバスはスクールバス。デザインは全米で統一されているから見誤ることはない。かつてカリフォルニア州では、スクールバスが止って児童の乗降をしているときに、後続車は無条件でそこに停止してスクールバスを優先的に発車せしめねばならなかった。つまり追い越してはならない、というのが交通規則であった。それほどに乗降前後の児童の交通事故が起きない配慮をしていた。でもこの規則はいまはなくなり、前後の状況から安全と確認されれば、後続車は停止中のバスの左側を追い越せるようになった。
次はロスアンジェルス郡の定期路線バス。南国だけに、さすがでっかいエアコンがついている。
その次はオレンジ郡の定期路線バス。乗客が少ないからバスも小さい。
緑色は救急車。アメリカの消防署は消火しかせず、救急は民間の仕事だから、それぞれの会社がそれぞれのデザインの救急車で対処している。これに乗ると、最低でも400ないし500ドルの請求書が来るものと覚悟せねばならない。日本の救急車のように、タダではないのである。
グレーのくるまは民間老人ホーム施設の自家用人員輸送車。このくるまを見ていると、アメリカでは自動車が消耗品であることがよくわかる。くるまなんて、A点からB点に移動できればよいのだ。
次は全米で多分一番大規模なモーテルの宿泊客送迎車。これで空港などと往復する。営業車ではないから料金はかからないが、ふつうのアメリカ人は、運転手にチップを払っている。
最後はレンタル・バン。一日20ドルは安いようだが、保険をかけると、途端に高くなる。条件にもよるが、私の場合は、加算される保険料として、くるまのレンタル料のほかに、一日70ドルくらい払っていた。もう20年も前の話である。