tokyokidの書評・論評・日記

tokyokid の書評・論評・日記などの記事を、主題に対する主観を明らかにしつつ、奥行きに富んだ内容のブログにしたい。

日記130313・デス・バレー入口

tokyokid2013-03-13

 写真はローン・パイン方面からのデス・バレー入口。ここでももう岩山・砂漠・塩湖跡など、荒涼とした景色の一端が見てとれる。デス・バレーには、海面下の地点もあり、地学的にも非常に興味あるところだ。公園のまんなかに Panamint Range という大きな山脈も走っていて、大きな高低差を作り出している。なにしろアメリカ国内で最低の海面下86メートルから、3300メートルを超すその名も Telescope Peak という山頂もある。面白いのは、この国立公園内に工場があって、ホウ酸という工業製品を生産していることだ。これは日本にも輸出されている。名所として、Scotty’s Castle、Ubehebe Crater、Devil’s Golf Course、Badwater、Dante’s View などがある。なおここは灼熱の地なので、内外の自動車メーカーが試作車を持ち込んで耐熱試験を行う場所としても知られている。この公園内で撮影された新型車のスクープ写真が、自動車専門誌などに載せられることもある。またこの公園には、周辺の四方八方から入ることができるので、国立公園の入場料を、入口ではなく公園中央にある Information Center で徴収しているのも面白い。入場料といえば、1970年代には、アメリカの国立公園は、海外からの観光客からは入場料をとらなかったが、いまではガッチリと取るようになった。いま料金徴収所でパスポートを見せても何の足しにもならない。