日記130222・アメリカのステーキ
今回の逆里帰り旅行の楽しみのひとつは食にあった。
アメリカのステーキを心おきなく食べたかったのである。
なるほど食うところで食えば、日本のステーキもうまい。だが少ない、小さい、高い。
ステーキに関しては、日本人は有史以来動物の肉を調理して食っている人種にはかなわない。
写真は私が注文した10オンスのローストビーフ。アメリカの度量衡の重量でいえば、16オンスが1ポンド、つまり約450グラムだから、10オンスでは約280グラムだろう。10オンスのものは、アメリカでは小ぶりのサイズに属する。いわばご婦人用だ。私はもう末期高齢者であるから、と遠慮したのが大失敗だった。
結論からいうと、アメリカのステーキはやはり安くてうまくて、付け合わせもたっぷりで、塩と胡椒だけで、心ゆくまで、満足するまで、食うことができた。唯一の失敗は、メニューにもあったのだから、遠慮せずに16オンスのほうを頼めばよかった。値段は日本の二分の一以下であった。
日本では医者に肉食を止められている反動もあって、今回の旅行中は毎週ステーキにありついた。これで死んでもいい、と思ってしたことだが、いまだに死んでいない。