tokyokidの書評・論評・日記

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日記121011・犬の食器と人間の食器

tokyokid2012-10-11

日記121012・犬の食器と人間の食器
 イヤなものを見てしまった。
 私の住んでいるところは、いわゆる海辺の観光地の近くだが、わたしたちはある残暑の厳しい日に、海の見える喫茶店というかケーキ店というか、しゃれた店に入ってコーヒーを飲んでいた。わたしどもは2階の店内にいたが、外もしゃれたつくりの広いベランダになっていて、夫婦二人連れが柴犬と覚しき犬を2匹連れて入ってきて座り、注文した。
 犬2匹にはなにか着物のようなものが着せられており、自分の毛皮で夏冬ともに過す動物にとっては、この暑い日に着物なぞ着せられるのは一種の拷問だろうなと思って見ていると、喫茶店の女従業員が2枚のスープ皿のような食器に水を入れて犬の前(地面)に置いた。その日はまだ暑かったから、これで犬どもは少し助かっただろうと皿の水を飲む犬をホッとした気持ちで見ていると、客と犬が帰ったあと、その従業員は客の食器と一緒に地面から犬の食器も拾い上げて床に残った水を撒いて、そのあと厨房の返却食器棚に載せた。いうまでもなくその店では、人間の食器と犬の食器を混用しているのである。
 犬の食器と人間の食器は厳然と区別をして、混用しないでもらいたい。
 犬は動物だから、人間の糞でも食う。CM なぞできれいな顔をしたお嬢さんが犬に自分の口をペロペロ舐めさせている図をよく見かけるが、あのお嬢さんは、犬は腹が減れば人間の糞でも食う事実を知っているのだろうかと疑ってしまう。
 人間の私に犬の食器でモノを食べさせないで欲しい。
 その店は小綺麗な店で、従業員の態度もよかったが、この情景ひとつで私はこの店に入ることは二度とないと思う。
*イラストはネットから借用。