日記120801・オリンピック喧騒曲

日記120801・オリンピック喧騒曲

　ロンドンオリンピックの喧騒が始まってから一週間ほど経つ。新聞をみてもテレビを見てもオリンピック一色だ。不愉快なことこの上ない。もっと重要なニュースがほかにいくらでもあるだろうに。
　だいたい古代の流れを引く「正統オリンピック」は、プロ選手の参加を認めたときに断絶したのだ。このとき「国際親善のために参加することに意義があるオリンピック」から「自国の威信を誇示する記録数字だけのオリンピック」に内容が変ってしまったからだ。国家事業としてプロの運動選手を養成する国が、そのような制度を持たない国に勝つのは当り前。こんなサル芝居は早く終ってくれい。
　四年にいちど、うるう年に開催されるのは、オリンピックのほかにはアメリカの大統領選挙がある。このほうは覚えるのに都合がいい。首長を直接国民が選ぶことができない日本では、蚊帳の外のことなんだが。
　また東京都が次々回だかその次だかの開催地に立候補するとのこと。つい先だっても、何百億円かをドブに捨てて、誘致に失敗したばかりではないか。役人が税金をつかうのは、際限がなく許されると思い込んでいると見える。その税金を払う国民の痛みが目に入らぬか！□
（写真はネットから借用）