tokyokidの書評・論評・日記

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日記120508・ヘンな英語

日記120508・ヘンな英語

 こんな英語アリか? いま日本では、口語から文語に至るまで、ヨコモジそれも英語で表現することがはやっている。でもなかには英語として成立しない「ヘンな英語」が含まれている。写真がその一例だ。これは日本のある不動産会社の折り込み広告で、文中に「Very Tokyo Style」とあるが、「very」は副詞で、副詞は形容詞または他の副詞を修飾する語であり、名詞は修飾しない。従ってこの「Very Tokyo」なる文は意味をなさない。これは英語の本家であるアメリカや英国で通用しない、いわゆる「和製英語」のうち、意味をなさないからかなり程度の低い「噴飯もの」の英語の文章である。このような英文を他人の目にふれるところに広告する会社の神経が疑われる。 
同時に思うことは、日本語も満足に知らない小学生を相手に学校の正規授業で英語を教え始めた日本の言語教育は、大丈夫だろうか。現代文も古典文も含めて、まだ日本語も正確に使えない小学生が、外国語の英語が満足に使えるようになってたまるものか、と私は思う。間違いだらけのいまの一流新聞の日本語の文章や、一流テレビ局のアナウンサーの乱れた日本語を日常的に聞かされてウンザリしている当方としては、日本語に関しても日本の将来が心配でならない。□