tokyokidの書評・論評・日記

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日記150515・尼崎駅前

tokyokid2015-05-15

 尼崎市兵庫県だよ、と言ったら信じない関東人も多いかも知れない。多分大阪市だと漠然と信じている人が多いに違いない。ところが尼崎市兵庫県にあるのだ。ちょうど関東では、川崎市が神奈川県に属しているように。関東人にとって大阪、神戸、京都の関西3大都市の方向というか方角というか、相互の地理感覚はにわかに定めがたい。たとえば野球の阪神タイガースは以前大阪タイガースとも呼ばれていたが、本拠地の甲子園球場大阪市にはなく、兵庫県尼崎市を飛び越えてさらに西方の西宮市にある。だから「阪神」すなわち「大阪・神戸」の球団なのだ。
 尼崎市は人口約45万。以前は中小企業が多い工業地帯であったことから、関東で同じく同様の市であった川崎市を思い出す人も多かろう。もっとも川崎市は人口約147万人で、尼崎からくらべれば3倍の規模だ。でも地理上尼崎市は大阪のベッドタウンになるには至極便利な位置にあり、市も「都市の美化」「森構想」「IT監視」を掲げて住宅化の波に備えている。写真は尼崎駅前のきれいに整理された都市空間をとらえているが、たしかに昔の煙っぽい工業都市のイメージはきれいに払拭されて、いまでは整理された駅前に変っている。将来も駅前の区画整理がさらに進んで、大規模な駅前住宅開発がおこなわれるらしい。なにしろ尼崎から大阪(梅田)まではJR東海道本線経由でわずか2駅、時間にして10分以下、距離にして7.7キロ、切符代にして180円の近間の便利さだ。これがいまの尼崎市なのだ。