tokyokidの書評・論評・日記

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日記131210・アメリカ人の意見(その1)

tokyokid2013-12-10

 傘寿に近い私の友人のなかにも、まだ現役で日常アメリカと接触のある人がいる。彼が下記のコメントを寄せてくれた。まことにごもっともと思うので、下記に引用する。これは「その一」で、最近の日米関係についてのあるアメリカ人の一意見である。
<以下引用>
1、「最近のアメリカ人の日本評」
日本に一度も来た事がないが日本語に興味をもち勉強しているアメリカ人の感想。
【日本の新聞や報道をみていると、「オスプレイ配置に反対、沖縄に基地は要らない。米軍は日本から出て行け」と日本人はアメリカを嫌っているように思えていたが、尖閣問題がおき中国が新しい防空圏を設置発表すると、アメリカは日本と同じ意見で中国に抗議をしてくれる、今回の副大統領の訪中では日本と同じ主張で中国に強く意見を述べてくれるし、尖閣では日米合同練習をしてくれるアメリカ・・・と好意的に報道されているが、日本のアメリカに対する気持ちは反米か親米か分からない。こんな分からない国に米国の軍隊を派遣するのはやめて、アメリカはハワイを太平洋の第一線としたらどうか? 以前フイリッピンでも同じように反米思想が強くなり米軍の基地を撤退させたら中国から攻められ、再度米軍基地が復活したが、わけの分からないアジアに大事なアメリカの若者を派遣するのは考えなおしたほうが良い。】
<以上引用>
 いまの日本人は現実を直視しようとしない。戦後ずっと日本はアメリカの核の傘に守られてきた。その間田中角栄以来日中友好の声に踊らされて、技術や資本を一方的に日本から中国に提供してきた。その結果はご存じのとおり、もはや中国は日本を必要としなくなった。反対に日本は経済成長を遂げた中国が大市場となり、死活を握られるまでに形成が逆転した。その結果がたとえば新幹線は中国で独自に開発したものである、という中国の主張であり、鉄道には欠かせない安全に対する考慮や施策の欠如によるあの大事故であっただろう。
 一方アメリカは、その間ずっと日本を支援しないまでも敵対視することはなかった。それは日本が自分で稼ぐようになり、その運上をアメリカが期待できるようになったのが大きな要因だとは思うが、要はずっと結果に於いて日本を守ってきたのである。その関係を中国寄りにシフトしようとしたのが民主党であり小沢一郎であった。
 沖縄の基地問題があるにせよ、これからどうするか、態度を決めるのは日本国民だ。それでも中国にすり寄っていまのチベットのようになりたいのだろうか。英語でいえば「Show our flag」の決定的瞬間なのである。考えても見よ。アメリカ人は夫婦でも朝晩「あなたを愛しているよ」と言い続けなければ、愛しているとはみなされないで離婚に至る国柄なのだ。日本ではそういう風習はない、といって澄ましていられる問題ではない。
 さて、読者諸賢はこの問題はどう考えておられるのかな? 写真はネットから借用。