ビルや商店街に入るとき、スイングするガラス戸があると、入るのに押すのか引くのかわからないことが多い。表示がないからでもあるが、日本では欧米のように、戸についている押す棒が「ヨコ」ならば「押す」、「タテ」ならば「引く」という暗黙の合意ができていないからだ。
写真は東京のさる商店街入口の表示。
これくらい大きくかつ完全な文章で書いてあれば、押すにしても引くにしても、間違えることはない。まことに「感心」の見本である。ただし見栄えはよくないね。せっかくのドアのデザインが台無しにされてしまっている。日本人も早く欧米人なみに、押す棒のタテ・ヨコで引く・押すの区別を覚えてもらいたいものだ。