tokyokidの書評・論評・日記

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日記130410・魚雷サンドイッチ

tokyokid2013-04-10

 写真は日系人の多いガーデナ市のとあるパン屋兼食料品屋で売られている潜水艦型のでっかいサンドイッチだ。私の知る限り、少なくとも一九七〇年頃には、すでにこの形で売られていた。この店では「Original Torpedo Sandwich」すなわち「魚雷サンドイッチ」と称しているが、一般の英語では「Submarine Sandwich」すなわち「潜水艦サンドイッチ」という。大きさを見てください。新聞紙の幅より(大幅に)大きい。もっともこの半分のサイズも存在する。あまりに大きいので、日本人の女性などは、一本を何人かでわけて食う。これで一本$5・69。半分のサイズが$3.75。それぞれドル100円換算で570円と380円。日本では考えられない安い値段だ。
 日本の物価は高いねえ。それをさらにインフレを起こして2%上げよう、という首相がいる国の国民は、とてもつらいものがあるねえ。さらにそれに便乗して「ハイパー・インフレを起こして、GDPの2,3倍に及ぶ金額の国の借金を棒引きにしてしまえ」とのたまう評論家がでてくる日本は、過去の教訓からなにを学んでいるのだろうねえ。戦後すぐ「ドッジ・ライン」で、戦前からの銀行預金が全国で封鎖され、挙句にカネはあってもモノはなく、日本国民全部が数年以上にわたって飢えた生活を送ったことを私は忘れていない。再び同じパターンでハイパー・インフレが日本を襲ってくるとは思えないが、2%インフレをハイパー・インフレにしないで済む、という保証を政府・自民党はできるのか。できるならば、政府が証文を作って日銀新総裁が裏書きして、国民にいますぐ示してもらいたい。インフレが起って真っ先に犠牲になるのは、年金に頼る高齢者や、仕事がなくて時給千円の臨時雇いでガマンしている低所得の庶民なのだ。いったい政府・自民党は、これら経済弱者の敵なのか味方なのか。
 元のサンドイッチの話題に戻るが、これがうまいサンドイッチなのだ。パンもうまいし、はさんである肉も野菜もうまい。この店の包装紙でわかるとおり、この店のオーナーはイタリア系アメリカ人。使っているハム・ソーセージのたぐいは、日本人の好きなイタリアンなのだ。この店が日本に支店を作ればいいのに。