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日記121218・最高裁裁判官国民審査

tokyokid2012-12-18

日記121218・最高裁裁判官国民審査
 今回の衆院選挙と同時に行われた最高裁裁判官国民審査には、いままでとまったく違う視点で臨んだ。
 ずっと以前から問題になっている「一票の格差」は、民主主義における本質的な問題であるにもかかわらず、いまだに国民が納得できる修正がなされていない。
 私見では、一票の格差が許される範囲は、1.4倍までだと思う。
 なぜ1.4倍か、理由はこうだ。
 法曹界では常識だと思うが、「法無きは慣習に従え」という。数字に関する慣習のひとつに「四捨五入」がある。つまり4以下なら切り捨て、5以上だったら切り上げだ。この慣習を一票の格差に当てはめれば、1.4倍以内が限度であることがわかる。
 決していま論議されているような2倍、3倍の話であってはならないのだ。一票の格差は厳しく1.4倍以内であるべきなのだ。これなら国民も事務手続き上の誤差として認めざるを得ないだろう。
 公務員は給料をもらって国民のために働くのが務めだ。ならばこの状態を一向に改善・修正できない公務員どもは、国民から厳しく糾弾されても然るべきだ。裁判官といえども公務員であることに変りはない。
 こう考えて、こんどの最高裁裁判官国民審査では、全員にバツをつけた。なかには懸命に一票の格差を是正しようと努めた裁判官も居たのかも知れない。でもこう長期にわたって法外な格差が放置されるのは、公務員である裁判官の怠慢による連帯責任もあると考えるに至った。だからそうした。