tokyokidの書評・論評・日記

tokyokid の書評・論評・日記などの記事を、主題に対する主観を明らかにしつつ、奥行きに富んだ内容のブログにしたい。

日記121214・珍客襲来

tokyokid2012-12-14

日記121211・珍客襲来
 珍客が襲来した。
 うちにはこどもがいないから、従って孫もいない。ところが姪がふたり、当歳を過ぎたばかりの子をそれぞれに連れて、揃って泊りがけでやってきた。この姪どもは仲が良いのである。
 それがまあ、うるさいこと、うるさいこと。耳を聾するばかりの騒音、というのを久しぶりに味わった。おかげで耳が熱くなり、耳奥がジンジンした。現役のときの長会議の、ボスの長訓話以来のことである。こちらのひとりは歩きまわるようになったばかり、もうひとりはまだ這いずり廻っている。
 見ていると壁のコンセントに濡れた小さな指を突っ込もうとする。あわてて離す。自分が口から出して床に落としたパンを拾ってまた食べようとする。あわてて取り上げる。目が離せない。赤ん坊だから、食事中にミルク飲み人形よろしく、上から入ったものをその場で下から出す。大小おかまいなしだ。赤ん坊のくせにえらくくさい。いまは紙おむつだから、洗う手間はいらないが、外に捨てるまで家屋内で臭わないようにまとめておかなくてはならない。あ〜あ。
 老妻が疲れる。当方も疲れる。ふたりの親も気を使っているのがわかる。
 こどももいちどに二人揃うと、お互いが刺激し合うと見えて、相乗効果ではしゃぎまくる、興奮しまくる、そして夜遅くまで寝ない。寝せつけようとする親のほうが白河夜船だ。
 うるさい、うるさい。
 しかし姪どもは、こどもの音感は三歳児くらいまでに躾けたことが一生の音感を左右することをしっかりと知っていて、こどもに盛んに話しかけて言葉と擬音と子守歌と、それに行動で躾を試みていた。これは心強かった。
 でもうちにはこどもがいなくてよかった。