tokyokidの書評・論評・日記

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日記121205・党首討論会

tokyokid2012-12-05

日記121126・党首討論
 今回の衆院選挙の公示日前に、11党の党首による「党首討論会」が行われた。私どもはたとえばアメリカの大統領選挙で、民主・共和両党の候補者が、選挙日の前にテレビで討論会を何回も開くのを見ているが、日本では首相を直接国民が選ぶ方式でないことも影響してか、なかなかこのような党首討論会を見る機会がない。せっかくこうして前例を作ったのだから、これからはどんどんやってもらいたい。
 今回は12ある政党のうち11が参加した党首討論会ということで、まさに百聞は一見に如かず、各党首の考え方や、情報伝達力や、ひいては人柄までもかなり突っ込んで観察できたように思える。
 日本が民主主義国家というなら、すみやかに首長を国民が直接選べるような仕組に変えるべきだ。アメリカ初め先進国各国の大統領はそうやって選ばれているだろう。選挙の前には前述のように候補者の立会演説会があるだろう。それを見て国民は自分の意に適った候補者を選ぶ機会が与えられているはずだ。いや、先進国でなくても、直接選挙制の国は多い。なぜ日本では、政党内部の選挙で首長を選ぶ「民主主義の精神にもとる間接選挙」方式が21世紀の今日でも継続されているのか。そのほうが(民主主義の主体であるべき肝腎の国民ではなく)選挙に関する利害関係の深い政治家にとってなにか都合がいいことがあるからだろう。素人の私でも推察がつくのは、たとえば「密室政治」が可能になるシステムだから、ということができる。
 過ちを改むるに憚ること勿れ。
 写真はその党首討論会の実況写真をネットから借用した。