tokyokidの書評・論評・日記

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日記200121・感激した風景

日記200121・感激した風景

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 誰しもご自分でご覧になってよかった、感激した、という風景がお有りだろう。私の場合はそのひとつがアメリカ・カリフォルニア州の「死の谷」にある「Dante’s Peak」だ。写真を見ていただこう。

 アメリカの国立公園である死の谷の広さは、けっこうな日本のひとつの県くらいは優にある。全域それこそ死の谷で、冬の雨期を除いては雨が降らないから岩石だらけの荒れ地で、昔のモノ好きが豪壮な屋敷を建ててそのあとが一般公開されていたり、ところどころにオアシスがあっていまでも観光案内所や宿泊施設が建っていたりというほかは、まったくの荒れ地なのだ。しかも一部は海抜より低いから、昔この地が海から別れたときに残った塩分が塩湖となって残っている、という大層な国立公園なのだ。冬の雨期には、植物の芽がいっせいに芽吹くから、一面緑の芝生になる。この光景を扱ったカラー映画「砂漠は生きている」を戦後まだ高校生だったかのときに見た。当時まだ珍しかった「総天然色」の映画だったからいまでもよく記憶に残っている。当時はカラー映画のことをこう言った。たしかウォルト・ディズニーが作った映画だったと思う。

 1967年に初めてアメリカに行った。その年の冬に自分でレンタカーを運転して死の谷に行って実物を見た。それは感激した。世の中にこんな景色があるのだと思った。ロスアンジェルスからは行きやすかったので、ドライブ好きにはもってこいの目的地だった。それからも家族や友人を連れて何回も行った。いつ行っても新しい発見があった。日本では絶対に見られない景色だ。たしかにごく小規模のものならば、下北半島の恐山にその片鱗を見ることができる。でも県単位の大きさの、クレーターまでもあるこの雄大な景色には比べるべくもない。

 考えてみれば、そのころはまだアメリカで日本人を見ることは非常に稀な時代であった。□

(写真はネットから借用)

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