日記190801・日本人の幼児化
日記190801・日本人の幼児化
いま若い人の間で、最大に受け入れられる価値観は「可愛い」ということだそうだ。 道理で衣食住からアナウンサーの早口の高音から、ジイチャンバアチャンの孫のあやし方から、なにからなにまで幼児アクセント。フランス人は、自国語でさえ「発音優先の優雅な国語」をめざして何世代にもわたって努力して、その結果に自信を持っている国民だ。日本人もいい加減子供じみた趣向を排して、成人の日本人が受け入れられるデザインなり発音なりを毎日の生活に取り入れたらどうだろう。日本の過去の技術品には、世界に誇るに足る作品がいくらでもある。日本人の趣味をもっと洗練できないものか。
こんど JR 九州でミッキーマウス新幹線一編成を走らせることになった。この会社は自社の電車にすぐれたデザインを取り入れていい評判を作り上げてきただけに、安易なデザインの幼児化は会社のイメージを損なうばかりだ。いまの日本人にはそんなこともわからなくなってしまったのだろう。残念だ。
ほかに日本航空、全日空も同じような愚行を推進している。日本人の幼児化。心ある外国人からはバカにされるばかりだ。
写真を見てごらん。いい大人が口を開けてミッキーマウスやピカチュウを喜んでいる。見られた図ではないな。□
(写真はネットから借用)