日記190311・Red Rose Cafe
日記190311・Red Rose Cafe
「もしもピアノが弾けたなら」のひそみにならって言うなら、私が喫茶店を開く機会があったとしたら、店名を「Red Rose Cafe」にしたい。もちろん店のシンボルは真紅のバラでテーマカラーは真っ赤なバラの色、そしてテーマ音楽は Andre Rieu の Red Rose Café だ。
場所は日本離れしたしゃれた街がいい。関西の芦屋駅前などは最適だ。街のたたずまいがしゃれていて、人が多くなく少なくなく、絶えず流れていて、それで喧噪からは程遠い。住民はおしゃれで、着ているものもフランス映画で見る女性がそのまま歩いているような街。それが芦屋だ。大通りにある広くて天井の高い Red Rose Café の大きいガラス窓からは、乳母車を押す若いお母さんの歩く姿が見える。それがしゃれているのだ。雨の日だと、しゃれた傘をさして、しゃれたレインコートと短いブーツで身を固めた若い女性が通る。若い人ばかりではない。この街では初老のおばあさんでもなかなかなのだ。アメリカほどはケバケバしくなく、さりとて東京の巣鴨とはひとあじもふたあじも違うおばあさんがたくさん居てとてもいい。和風の美人で洋装も似合う人。そうだ。「お嬢さん放浪記」の犬養道子女史がいい。犬養道子は日本的美人のくせに洋装がよく似合う人だった。そういえば、彼女は神戸に住んでいたことがあったっけな。
わたしの Red Rose Café ではうまいコーヒーを出す。もちろん afternoon tea も出す。サンドイッチがあるならコーラも要るだろう。同時にちょっとした腹押えの軽食も出す。ただし限られたメニューで、サンドイッチとスープくらいか。サンドイッチは本場のパンの耳が付いたヤツがいい。耳を切り落としたケチなサンドイッチは出さない。種類はハムアンドチーズとハム野菜、それにダグウッドサンドイッチとサブマリンサンドイッチは必須だな。全部耳付きだ。マヨネーズは最小限しか使わない。これにスープをつければ立派なランチになるだろう。
あーあ。後悔先に立たずとはこのことだ。停年でサーマンから足を洗ったときにこの Red Rose Café を始めていればよかった。そうすれば充実した人生の終末を迎えられたかも知れない。一日にいちどは Andre Rieu の Red Rose Café を鳴らしながら、優雅に、ね。□
(写真はネットから借用。ところで音楽の Red Rose Café を聴くのは簡単だ。グーグルで Red Rose Café を検索する。Andre Rieu も出てくるからそれをクリックする。それだけで音楽が聴ける。便利になったものだ。それも面倒くさい方はこちらからどうぞ。)
https://www.youtube.com/watch?v=N9q1tMaTxCM