tokyokidの書評・論評・日記

tokyokid の書評・論評・日記などの記事を、主題に対する主観を明らかにしつつ、奥行きに富んだ内容のブログにしたい。

日記190221・タミフル服用記

日記190221・タミフル服用記

f:id:tokyokid:20190221113747j:plain

 二月初旬、五駅ほど電車に乗って用足しに出掛けた。発車間際に若い女が乗ってきて私から四席くらい離れたところに座った。あきらかに風邪を引いていて、派手にゴホンゴホンと大きな咳を連発していた。ひどい咳だった。にもかかわらずこの女はマスクもせず、咳をするときも自分の上着で口を覆うこともせず、前に向ってド派手に咳を連続的にするのである。私の隣のおばさんは、たまらず隣の車両に移っていった。面倒くさかったので、私はそのまま自分の席に座り続けていた。間の悪いことに、若い女も、私が降りる駅に着くまで一緒の車両にわずか三席ばかりを隔てて乗り合わせ続けていたことになる。席を変らなかったこちとらもバカだが、このおばさんも人迷惑なヤツだ。

 果たせるかな、帰宅後私は猛烈な咳に悩まされて風邪を引いたことに気付いた。正確にはこの女に風邪を移された、と言うべきだろう。三日目にとうとう我慢ができなくなってかかりつけの医者に行った。鼻にこよりを突っ込む簡単な検査をされてインフルエンザA型と診断された。医者はタミフルを五日分処方してくれた。問題はこのタミフルである。以前タミフルを服用した子供の異常行動などが報道されて、私もそれは知っていた。異常行動をするくらいだから、多分幻覚が起きるのだろうと想像していた。私の症状としては咳だけで、熱も痛みも出ず、たださすがに食欲はなく粥と梅干と汁だけの食事が数日続いた。これは服用後胃に多少負担感が残ったことと関係があったのかも知れない。

 私の場合、タミフルを服用し始めると、間もなく深く眠り込むようになったのは有難かった。私はずっと不眠症に悩まされていたからである。その代り、寝てから起きるまでずっと連続で夢を見ることになった。極彩色の天然色の夢で、私は夜中に何回も小用に起きるのだが、戻ってきて寝るとまた起きる前からの続きの夢を見るのだった。これがタミフルを服用していた三日半続いた。この間に風邪は大幅に軽減したが、そのあともまだ咳は続いて現在に至っている。私の場合は大人だったからであろう、心配していた異常行動は起らなかった。インフルエンザに対する効果もそれなりにあったのだと思う。少ないとはいえ、咳は出るし鼻汁も出る。もうあれから十日ほど経って、きっと私のインフルエンザA型はそれなりに治まったのかも知れないがまだ普通の風邪が完治していないに違いない。□

(写真はネットから借用)

f:id:tokyokid:20190221113951j:plain

f:id:tokyokid:20190221114043j:plain

f:id:tokyokid:20190221114128j:plain