tokyokidの書評・論評・日記

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日記181001・PDCA

tokyokid2018-10-01

日記181001・PDCA
 前回に引続きローマ字の四字熟語で恐縮だがご勘弁を願いたい。近頃は若い者が「夢、夢」と騒ぐ。夢を持っていない者はまるで人生の敗残者と言わんばかりだ。果してそうだろうか。
★夢なんて寝て見るものさ幻さ(謝)
という川柳もある。そう。夢なんか現実にならない前のタダの幻影なのだ。ちなみにニンベンに夢という字を書いてごらん。「儚い、はかない」ということだ。人が夢を見ることははかないことなのだ。夢は単なる夢であって現実ではない。現実にならないものに向ってヤミクモに努力するのは単なるナンセンスなのだ。
 それでは、自分が実現したい未来を現実のものにするにはどうしたらよいか。それがいまの品質管理技法が教える「PDCA」なのである。これは有名な品質管理サイクルというもので、製品を作るに当って生産ロット全部の製品に一定の品質レベルを与えるための技法なのである。余談ながら「品質管理」とは必ずしも「良い製品を作ること」ではなく、前述の如く「生産ロットすべての製品に狙った一定の品質を作り込むこと」なのである。このあたり一般には誤解があるので特に注記しておく。
 そして「PDCA」とは「P・プランつまり計画」「D・ドゥつまり実行」「C・チェックつまり事後の確認・検討」「A・アクションつまり必要な対策の実施」の四つの段階を示す。これを無限に繰り返すことによって、その工場で作るその製品の品質を一定レベル内に収めることができる。
 この技法は工場の生産部門のみならず、販売だろうと業務だろうと、はたまた個人の私的目的の達成手段としても使える。夢なんかただの幻だが、人はPDCAを実行することによって、自分の生活の未来図を描き、それに向って効率的に前進する手段を得ることができるのである。どうだ。これでも君は夢を追い続けるか。□
(写真はすべてネットから借用)