tokyokidの書評・論評・日記

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日記180121・アメリカの台所

tokyokid2018-01-21

日記180121・アメリカの台所
 アメリカの台所は広くていいなあ。ここでお見せするのは、アメリカの典型的な家庭の台所で、まことに失礼ながら、この家庭は特別でもなんでもない、ごく普通の家庭なのである。家も別に特別大きくもないごく普通サイズの家である。それでも台所はこれほど広々としている。大人4人がゆったりと立ち働けるスペースがある。これは昨年暮れのクリスマス・ディナーを準備しているところの写真である。
 アメリカのみならず日本の台所でも、最近は水道の横に湯が出る蛇口があるのが普通になった。でもアメリカ人にいわせると、この湯沸かし装置が普及したのは戦後のことだそうだ。それまでは昔の日本と同じく、台所には水道しかなかったのである。その点日本は比較的早く湯沸かし装置が普及した。日本の奥さま方はその点幸せであったと言えるだろう。しかし台所が狭いという点ではどうだろう。戦前にはなかったマンションという形式が確立してもう半世紀以上経ったというのに、いまだに日本の台所は大人一人が窮屈な思いをしなければ毎日三回の料理はできない程度に狭い。
 ついでながら付け加えれば、日本のトイレも狭い。その上たいてい一軒に一個所しかトイレがついていないのが普通である。マンションでトイレが二個所以上ついているところは稀だ、と知合いの外人向けマンション紹介業者が言っていた。東京での話である。アメリカでは自家用と客用の少なくとも二個所のトイレがあるのが普通だ。一個所しかないのは、学生向けなど独身者用の住居に限っている。この点日本の住宅事情はまだまだ遅れている。ま、首都圏など一極集中が激しくて地価が馬鹿々々しく高いところでは説明もつくだろうが、地価の安い地方のマンションでもそうなのだから、日本の不動産関係者の不勉強ぶりがおよそ知れる。
 先日テレビで、フランスのパリの都心部のマンションの広さは平均55平米しかないと言っていたが本当かなあ。他国のことはどうでも、日本でもゆったりした台所、ゆったりとした湯殿とトイレ、それもトイレは二個所、の理想的なマンションを早く開発してもらいたいものだ。高い新築マンションでは1億円以上もの値がつくことももはや珍しくはないのだから、そういうところだけでもトイレを二個所にしてもらいたい。買えない私には関係のないことだけれどもね。□