tokyokidの書評・論評・日記

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日記181031・はるばる来たぜ函館へ

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日記181031・はるばる来たぜ函館へ

 それが実は「はるばる来た」という気がしないのである。先日新幹線で函館へ行ってきた。ことの起りはアメリカからレールパスを持った友人が拙宅に泊りにきたことからだ。せっかく日本全国を JR で回ることができるパスを持っているのだから、この際当方も参加して日帰りで函館へ行ってこようということになった。実際には日帰りから一泊二日に修正して、みなで秋の函館に行ってきた。

 東京から新幹線に乗ると、最速の「はやぶさ」が約4時間で新函館北斗駅に着く。そこから従来線に乗り換えて約20分で昔懐かしい港に面した函館駅に着く。いま大半の人は、東京から函館に行くといったら羽田から函館空港へ飛行機で、ということになるだろう。でも長距離の鉄道の旅も悪くない。ましてそのアメリカからの友人も当方も、新青森駅から先に行ったことがない。それならいっそ新幹線で、と話がまとまった。

 秋の函館は美しかった。着いた日は駅前の寿司屋で新鮮この上ないネタの鮨をたらふく食った。お定まりの函館山五稜郭にも行った。翌朝函館朝市イカそうめん丼を食って、母の従兄弟が大正の初期、直接開発に携わったという「夕張メロン」を一切れデザート代わりに食った。もうあれから百年以上にもなるのだと、ふと感慨を催した。帰りの車中では念願の幻の「鰊弁当」を食って、満足の旅は終った。弁当売場の売子が「いまは北海道で消費するだけの鰊も捕れなくなって、カナダなどから輸入している」という話を悲しく聞いた。なるほど「鰊」を「にしん」と正しく読める人が少なくなっているのも、そのせいかも知れない。□

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