tokyokidの書評・論評・日記

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日記170301・加熱式タバコはタバコじゃないか

tokyokid2017-03-01

日記170301・加熱式タバコはタバコじゃないか
 当方は高校生のとき禁煙して以来タバコは吸っていないが、間接喫煙だか受動喫煙だかの被害者にはなり得る衆生のひとりなので意見を書く。
 いまの日本では、アメリカのフィリップ・モリス社が「加熱式タバコ」なるものを売り出したらしい。これは従来の紙巻タバコにくらべて90%以上出る煙を減らしているというものらしい。こういうタバコの新製品が出た状況下で、先日テレビニュースで今年の夏に飲食店等の建物内を全面的に禁煙にする法律制定の審議状況について報じられていた。それによると、当の飲食店業界が、これ以上の禁煙措置に大反対なのだそうだ。その理由のひとつに、従来の紙巻タバコに代る加熱式タバコがでてきたのだからこれ以上の禁煙は必要ない。いまの分煙で十分である、ということらしい。むしろいまの禁煙席で加熱式タバコの喫煙を認めるべきだ、との意見もあるらしい。気になったので、在米の友人にアメリカの実情を訊いてみた。
 英語では「加熱式タバコ」のことを「e―cigarette」つまり e―シガレットというそうだ。発売されてから相当の期間が経つらしい。ただし扱いは例によって各州まちまちだが、たとえばカリフォルニア州ではe−シガレットも普通の紙巻タバコと同じ扱いだそうだ。もちろん各州で扱いは異なるらしいが、まだ取り扱いのルールを決めていない州もあるらしい。
 日本ではどうすべきか。私見だが、私は国が国民の健康を守るために紙巻タバコの完全禁煙を進めている最中であるとすれば、加熱式タバコもタバコのうち、e−シガレットも紙巻タバコと同様に扱うべきだと考える。いまさら飲食店が喫煙客の減少を恐れて禁煙に反対する動きに同調する理由はない。アメリカに行って御覧なさい。どこの町でも、いまでは喫煙できるのは自宅の自分の部屋だけになってしまって、その分町はきれいになって二次喫煙の恐れもなくなった。禁煙はタバコを吸う人にとっても吸わない人にとっても、健康にいいことなのだ。□(写真はネットから借用)