tokyokidの書評・論評・日記

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日記150721・メダカを飼いたいな

tokyokid2015-07-21

 コンクリート・ジャングルに住んでいると、むしょうに動物を飼いたいと思うときがある。犬や猫は大きいし、排泄物や毛の始末も大変だし、まして死んだらどうしよう、となる。これらの動物を家の中で飼うとなると、私の拒絶反応がそれを許さない。だからこそ、いま住んでいるマンションも「ペット禁止」なのである。
 でもむかしむかしの疎開中、疎開先の農村で見た小川の中で泳ぐメダカの姿が思い出される。自然の小川の中で泳いでいたのだから、当然黒いメダカだった。でも専門家にいわせると、いまは魚体の赤い緋メダカというのが主流で、黒い(かっては)自然のメダカはその都度わざわざ「黒メダカ」と指定しないと意味が通じないのだそうだ。わずか一人の人の一生のうちに、メダカの世界ですら、このように変ってしまったのだ。あの頃は黒いメダカしかいなかったものだ。よくよく聞けば緋メダカのほかにもいろいろと新種が開発?されていて、「ダルマメダカ」「ショートメダカ」「ヒカリメダカ」「白メダカ」「青メダカ」「スケルトンメダカ」「ブチメダカ」など種類もいろいろあるらしい。上記のほかに伝来の「黒メダカ」もいるのだそうだ。
 ホントは鶏を飼いたいのだ。戦時中はみな鶏を飼っていた。小学生だった私も「南京シャモ」という種類を飼っていた。ずっとオス一羽、メス三羽で、エサやりや水やりや、夕方鶏舎から出して散歩させる世話から、小学生だった私がぜんぶ自分でやって、やっと得られる玉子が当時家族の貴重なタンパク源になっていたものだ。シャモは身体が小さいくせにケンカは強く、近所の体重が二倍以上もあるたとえば白色レグホンや名古屋コーチンと喧嘩させても連戦連勝、負けたことがなかった。玉子は茶色のものを産んだ。有精卵だからヒナをかえして数を増やしたこともある。ほんとうは少年の日を思い出しつつ、鶏を飼いたいのだ。
 その点メダカなら室内で飼っても飼えるかな、とも思うのだが、そこはマンションのペット禁止規定に引っ掛かる。踏み切れない理由である。駅に行く途中の床屋で、屋外でメダカを飼っていた。写真でおわかりのように、ご多分に洩れず緋メダカである。やっぱりメダカは黒くなくては私のメダカではない。本も一冊買ったのだが、いったい飼えるのはいつのことやら。