tokyokidの書評・論評・日記

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日記120925・名古屋ドーム

tokyokid2012-09-24

日記120920・名古屋ドーム

 今年のプロ野球観戦はたった一回、夏前に名古屋ドームでセパ交流戦の中日対オリックスを見に行った。シーズン終盤のいまの双方の成績を象徴するような試合だった。中日はもうひとつ力強いところがない試合ぶりであったし、オリックスは全然粘りがなく、案の定パ最下位確定の有様だ。
 ただし設備でいうと、名古屋ドームは新しい球場だけあって、まだまだ魅力的に思えた。アクセスもいい。JR中央線・大曽根駅から徒歩約15分。近くまで「ユトリート・ライン」という妙な名前の専用軌道を走るバスも、それから地下鉄も走っている。この点先年行ってみた札幌ドームと大違いだ。同じ新しい球場といっても札幌は数万の群衆を集める球場だというのにアクセスが悪く、私たちは最寄りの地下鉄駅からやはり15分ほども歩行者同士すれ違うのも不便な「狭い」歩道を押し合って歩かされた。日本ではハコを作れば、アクセスはどうでもいいらしい。駐車場も貧弱そのもので、これは車社会のアメリカと比べるのが間違いなのだろう。なにしろ数万の観衆に対して数百台分の駐車スペースしかない。なくても文句は言えない。
 もうひとつ、アメリカでは車椅子で試合を見るスペースや、球場入口から車椅子専用席まで車椅子で移動する動線がきちんと確保してあるのに、日本の球場では見たことがない。私も末期高齢者で、次に観戦にいくときは車椅子かも知れない。そうなれば事実上日本の球場は私を閉め出すだろう。こう気付いたとき、ちょっと淋しい思いをした。
 写真右側の廊下部分は、ユトリート・ラインバス停から直通の球場専用歩道。かなり広かった。