tokyokidの書評・論評・日記

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日記130412・アメリカの家の境界線

tokyokid2013-04-12

 アメリカの土地は広い。かつてアメリカのたいていの住宅地の独立家屋の平均的な広さは1エーカーつまり千坪ほどが単位だった。だからふつうアメリカの家や土地の境界線はとてもゆったりしていて、塀ではなく生垣や芝生などで区切られていることが多かった。
 でもモノには例外もある。写真を見ていただきたい。
 最初の写真は、左側の建物が老人専用ホーム、右側の建物がモーテルの間にある境界線の路地を示している。つまり両方の敷地の間にゆったりとした路地がある。突き当りはこの路地からは直接行くことのできない、ひとつ高台の隣の敷地の建物だ。だからこの路地は何に使われているでもない。つまり境界線であること以外には、意味のないスペースなのだ。だがスペースがあるからといって、ここに無断駐車する人もいない。
 二枚目の写真は、先にご紹介したビーチに面した高級住宅街の家の境界線。自分の敷地を塀で囲んで区切るのは日本人の専売かと思っていたが、地価の高いところでは、アメリカでもこういうセコい家の境界線作りをしていた。
 人間の本性は、民族や国民によっても、さほどの違いはない、という好例か。